山と温泉で遊んでいる人のブログ
自転車

吉野ツーリング

秋は自転車にとって最高の季節である。
そんなわけで100キロほど(実際は50キロちょっとで敗退)のツーリングに出かけた。ルートを簡単に・・・・

吉野神宮についた

自宅-郡山-国道24号線-畝傍-国道169号線-県道119号線-壺阪寺・壺坂峠-国道169号線-吉野大橋
帰りは近鉄で吉野神宮駅から輪行

走行距離:58.01km  走行時間:3時間31分

朝7時半頃に自宅を出発。朝の澄んだ空気を吸いつつ軽快に走り始めた。国道24号線はしっかりした歩道や路側帯があり非常に走りやすかった。ただし結構交通量が激しいので転倒なんてしたら即座にあの世へ行くことになる。時速20~30kmでのんびり走った。キャリヤーには何もつけずザックのみを背負ってのツーリングなので自転車はそこそこ軽い。

畝傍から国道169号線に移ったところ、路側帯も無ければ歩道も無いので(あったかもしれん・・・)走りにくかった。しかも橿原神宮とか明日香村、吉野に行くと思われる観光バスが容赦なく走っているので、ひゃーと思い、脇のちょっと狭い道を明日香村のほうを目指して進んだ。ちなみ明日香村といったら、キトラ古墳や石舞台古墳なんかがあり有名なところ。近くには大和三山(耳成山・天香具山・畝傍山)があり歴史ある土地なのですよ。でもはっきり言ってこれらの山は”丘”レベル。

国道169号線に合流し、近鉄壺阪山駅で休憩する。今度はでかいトラックが何台も走っており、鬱陶しくなって県道119号線に退避しようと考えた。しか しメインストリートを外れて住宅地の中を走っていると案外行き止まりなんかに出会ってしまい、思い通りの方角に行けない。結構いろんなとこをうろちょろしていて、やっとのことで119号線に合流できた。そこからは峠越え。

おそらくこれが私にとっての初めての峠越えだと思う。峠越えがツーリングの醍醐味のひ とつなんて世間では言われているような気がするけれど、実際かなりしんどかった。ローギアでゆっくりとひたすら上るのには参りました。隣を自動車が悠々と上って行く姿は機械文明の素晴しさを感じさせてくれます。しかし下りになるとこれほど快感なものはない。風がまともに当たってめっちゃ寒いけれど、何もしないで重力に任せて下るときの幸福感は苦しい上りがあってこそだ。途中から林道になって余りスピードを出せなくなった。700Cの細いタイヤだからパンクしたり滑ったりしないか心配したが問題なかった。でもこんなときはやはりMTBやな~としみじみ思った。

林道を出るとすごい田舎風景が現れたけれども、それも169号線に合流するとすぐに変わり、段々と賑やかになってきた。きれいに舗装された道だったの で、下り道で思いっきり加速した。時速50kmくらいになったところでいきなりタイヤに違和感が感じられるようになった。チューブのバルブが定期的に当た る振動が伝わってくる。もしや!と思って自転車を路側帯に止めて確認したところタイヤの弾力が皆無になっているではないか。チューブの変えも修理キットも 持ってこなかった自分を恨んだ。だけど輪行袋を持っているという安心感を頼りにそのままゆっくり進むことにした。やはり下り坂になってもブレーキをかけな がらちんたら走るのは至極つまらない。吉野大橋をわたって吉野神宮までひたすらパンクした自転車で上った。吉野神宮前に自転車を止めてお参りした後、とっとと下って輪行して帰ることにした。

ひっそりと輪行して帰った・・・

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