前日22時頃にふらっと歩きに行きたくなったので適当に本を見て今回の山を選んだ。この時期は奥千本が賑わっているが,其の裏で静かに山歩きをしてきた。奥千本は平日がいいだろう。
行程
あきつの小野公園8:30→蜻蛉の滝8:40→青ヶ峰山分岐9:40→ 川上鹿塩神社 11:20→白倉山11:30→土倉翁磨崖碑12:30→駐車場12:40
滝の上部には行かずに(道があるのを気づかなかった・・・)本格的な登山道となった。一部崩壊仕掛けで知らずに迷い込んだら結構大変かもしれないね。
奥千本・吉野山にルート変更しようかとも思ったが,計画を変えるのはよろしくないので思いとどまった。進路を右に取り旧吉野街道を下っていく。
地図には668.5m峰(ヲク山が正しい?)の尾根道しか記載されておらず,どんどん下っていくのでどこかで間違ったかなと引き返したりしながら確認していたが,明らかにいい道なのでそのまま下ったら標識がでてきた。後々考えると尾根筋をダイレクトに歩ける気配もしていた。
地蔵が出てきたら90度左に折れ曲がって登っていくとまもなく「樫尾」への標識のある峠( 王峠 というらしい)につく。王峠からの登り。林業用の真新しいテープが至る所に有り,また尾根も綺麗に整備されているので普通に北の尾根に迷い込んだ。違和感があったのですぐに修正したが正直ややこしい。後ろ向きに見てみると,テープで木と木の間に張り縄がしてあるように見える箇所がある。その手前で右へ折れると正規の道に出た。
五社峠付近まで来ると道も明瞭になった。社殿の前を通過して再び登山道へ。 電線に沿って登っていくと迷うことなく白倉岳山頂(587.7m)に到着した。
白倉覗から南に延びている尾根は地形図通り崖だったので流石に降りられなかった。白倉岳から東尾根に入ってゆったり下ると祠にであうので,その脇らか林道へ降り立ち無事に下山した。
大滝の集落満で林道歩き。 前々から気になっていた岸壁の彫られた碑文の前を通った。土倉庄三郎氏の林業家としての活躍やそれに付随する功績などを知るきっかけになったことは個人的には嬉しいので感謝したい(Wikiでも参照可能)。
行きつけの老人の集いの場である中庄温泉(町立老人福祉センター)にした。兎にも角にも静かで混んでいないのがいい。4月にリフォームされて幾分明るくなっていた!飯もある!!令和が発表されて万葉集がにわかに沸き立っているが,そういう視点を得た後に改めて来ると中庄温泉はなかなかに立派なものだと感じた。
今回の登山道, 本居宣長 が歩いた道らしい(菅笠日記による)。
茶屋や井戸など当時の面影を探しながらまた歩いていようかと思うようになった。