入渓点7:00~鉄山主稜線9:00~鉄山9:25~弥山10:55~トンネル西口~入渓点12:50
師匠と今年の沢初めに行ってきた.
プロテクションの練習や読図の練習もできそうということで行ってみたものの,ガレ場登りになりました・・・
朝は寒いし,霧雨で体は冷えるし,シュールすぎる一日だった.
CS滝を登る,余裕
朝6時に車で目が覚めた.シュラフにくるまっていたら,さほど寒くはないが,雨がぱらついている.でも車外に出たら寒い.
エスケープも考えて,西口から入渓点まで下り7時に出発.
3つ目の堰堤の手前からルンゼに入る.少し登ると20m斜瀑が現れた.水量は少ないが水にはつかりたくないので右を巻く.
その後CSがいくつか出てきたが,ロープは出さずに登った.沢はじめにしては,若干いやらしいが,余裕.
その後二俣らしきところを右に行った.左はおそらく水が流れていた(気がするが,妄想かも).
この辺からルートが怪しくなってき た.水がない!!トポによると滝が出てくるらしい.シャワークライム.
だがそんなモンは一向に現れず,ひたすらガレ場.
登れば登るほど石は小さくなり,これはミスったなと思うわけで.いまさら降りるのも邪魔くさいので登り続けるが,
あまりに面白くないので途中で踏み跡らしきもの(ヒトとは限らんが・・・)を通ってすぐ左の尾根をのっこし,沢へ降りた.
まだ歩きやすいがそれも嫌気がさしてさらに左の尾根を登ることに.
のどが渇いたので何か飲もうとしたら,何も持ってきてないことに初めて気づく(;´Д`)
かなり傾斜があるし,岩場をトラバースしたりと大変だった.こんなところばかり登っていたら身が持たん.
遠くに開けた台地みたいなものが目に入ったので,とりあえず見通しがききそうなそこへ行こうということになった.
ワイルドに登る・・・急すぎ
ロープを出して懸垂下降&トラバース(比較的明瞭な踏み跡があった)で,なんとかたどり着く.
そこは鉄山主稜線の途中ということでやっと緊張が解けた.ようやくロープが役に立ってくれたて,よかったよ.
この台詞は,去年の滝本本谷でも言ったな.
写真の左方から合流
ここからは尾根をひたすら登るのみ.一般ルートではないが,テープやら鎖やらがあって迷いはしない.
だがここもなかなか急で疲れる.何も見えない鉄山を通り過ぎ,弥山を目指す.
静かな山歩きが堪能できるルートで俺好み.台高の深部みたい.
鉄山の山頂
弥山手前の幅広の尾根で踏み跡が散在していて,少し迷いやすいように思うが,方角があっていれば問題なかろう.
というか登り続けれ ば何の問題もない.最後は疲れた体に倒木越えというダメ押し.ルートから外れると,木々で通れないことも.
これを乗り切ったら弥山の祠裏にドンピシャで 出た.
ついに脱水による口渇に耐えられなくなり師匠に水を恵んでもらう.ああ,水は偉大なる恵み.あぁ,素晴らしい.
寒さと冷たさから逃れようと,トンネル西口まで激走し,車に戻った.5月の大峰はまだまだ寒い.
今回の山行を一言で言うならば・・・
先を行く 師匠の後ろを 追いかける 水を忘れて バテる俺かな
付き合っていただき,感謝です.