入渓点6:00~夫婦滝2段目8:05~不動滝9:45~コウセ滝・ネコ滝10:40~アザミ滝11:10~桧塚奥峰12:00 ~林道13:00~駐車地13:55
メンバー
with Mr.God
台高の蓮の秀渓,ヌタハラ谷にいってきた.
地図には多数の滝が記されているので,以前から行く機会をうかがっていた沢.
前日は雨で,泊まりの沢に行く予定が,お釈迦になったので急遽変更したわけで.
都会ではfluが蔓延していて,学校来るなって言われたので,正式な休み.
家にいるより,人気のない山奥にいる方が,安全そうだ.
圧巻の夫婦滝上段70mほど,落ち口が見えない
夜の0時くらいに林道に停めて車中泊.雨はやんでるが,地面が濡れているので,テントはいや.
熟睡して6時に出発できた.出だしから2条5~6mの滝が出現.早速巻く.有名な沢だけあってよく踏まれている.
8m滝は左のチムニーみたいなところを登ることにした.トラロープが張ってあった.
その後の2段の滝 (5m+10mくらい)の上段は右から巻いて,落ち口へ.
F.8m/左のチムニーみたいなところを登った
2段の滝
夫婦滝の下部は右の水の流れるルンゼから巻く.できるだけ小さく巻いたので,若干微妙なトラバースもあった.
なんせ岩がもろいので,うかつに登れない.おそらくここが今回の核心と思われる.
夫婦滝下段の20m
木にロープをFIXして上部の滝を見に行った.やはり下から見ると大迫力.
ロープを出して手間をかけただけの価値はあ る.ロープを出すのであれば,カムは使える.
夫婦滝上段の下へ
夫婦滝の上部の巻きは適当にガシガシ登って終えた.
うまいこと落ち口へたどり着き,その後はゴーロをひたすらこえていく感じ.
高巻き途中からの夫婦滝
直登できる滝が多く快適になってきた.日も高くなってきて,暑くなってきた.
滝を巻くのが面倒で,5mほどの滝をシャワーを浴びつつ直登する.
そこからしばらくは平凡になって,まるで詰めみたいだった.
快適なシャワークライム
要所要所に小滝が出てくる
平凡な流れから突如不動滝に出たときは二人とも興奮しまくり.爽快な滝である.
不動滝は予想以上に簡単に巻き終わった.これも右側からだが,あっという間に落ち口に到着.
傾斜も緩い.夫婦滝の方が断然悪かった.
2段の不動滝(50mくらい)
ここからまた直登可能な2~5mの滝がたくさん出てきて,あえて水浴びしながら進む.
F.8m クライミングって大切
上は小川で素晴らしく快適.こんなんで滝が出てくるのかと思うが,ちゃんと2段の滝が出てきた.
コウセ滝だろうか?もはやよくわからん.高度計と地図で一応見るべきだった.とりあえずシャワーを浴びた.
水量が落ちつつも,沢はどこまでも続く
コウセ滝か?2段40mほど
アザミ滝はおそらく最後に出てきた滝だろう.水量は減って,平凡な流れの中に急に出てきた.
左を巻こうとするが,トラバースしすぎて,登ろうにも岩壁にぶち当たり,引き返す.
素直に左のルンゼみたいなところを登る.結構悪いかもしれない.別にロープは出さなかったが.
後ろは平凡な流れ
アザミ滝が急に出た
最後は小川の二俣を右にとって,すぐに笹の尾根に出た.
ここで着替えて,90mほど高度を上げて桧塚奥峰(1420m)に出た.
なんとも素晴らしい風景で,懐かしい.
詰めは楽すぎ
桧塚まで縦走し,そこからの尾根を下る.テープが5m間隔であるので,迷いようがない.
1214m付近の荒れ気味の平らな稜線から,南の尾根へ.高度計は素晴 らしいもので,きっちり高度を教えてくれる.
診断基準を一つ多く満たしていて,確定診断しやすくなったって感じ.
テープは相変わらず.最後まで張りまくっ てるので,心強い.1000m付近は激下りだが.
そのまま林道へ出て,下っていけば,車に到着.
桧塚奥峰にて
無人のスメールで入浴してまったりして帰った.
Mr.Godはタイツの隙間から入ってきた環形動物門のヒルに献血されていたようだ.
hirudinの恐るべきパワーによって,凝固系が恐ろしいほどに阻害されていた.あぁ怖い.
今回導入した高度計は素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれたので,必需品となりそうだ.
蓮近傍の沢は素晴らしいものが多いので,ぜひまた来たいものだ.