コースタイム
入渓点9:45~一の滝10:50~二の滝13:05~三の滝13:35~登山道13:55~林道14:15~駐車場13:30
メンバー
with Mr.God
梅雨のせいで試験の合間を縫っての貴重な時間が台無しだ.例によって奥ノ平谷が雨のせいで中止.
朝まで雨が降っていたので,さすがに増水などを懸念してやめて,8時半まで寝ていた.
このまま引き返すのもしゃくなので,唐谷川にいくことにした.
遡行図などというものは無く,ぶっつけ本番.隣に林道があるし,下山は楽なのもいい.
三の滝にて.風と水しぶきが激しい
入渓してみると,やはり増水している.初っぱなの釜を持った小滝は,右が面白そうなので右からいく.
滝を左にトラバースするのにびびってしまう.ジャンプして通過,若干全身が濡れた.Mr.Godは果敢に突き進む.
最初の釜は右から
小滝やナメをやり過ごし,一の滝に到着.この滝は,美しい.評価は高くてもいいかな.
さぁ,どっちから巻こうか?左のルンゼが何か行けそうじゃね?ってことで左巻き.
かなりの大巻きで,このままいくと滝から離れていくと思い,右の方へ登ることに.
先がどうなってるのかわからず,一応ロープを出すことにし た.結局大巻きだが,たいした傾斜ではなく,
出す必要もなかった.登るといかにも道のような平らなところに出た.
そのまま歩いていくと,滝の落ち口へダイ レクトに出た.ロープワークの練習にはなったかな.
一ノ滝の上流
ヒルに食われてやんの(゚∀゚ )
二の滝を目指すが,そのすぐ手前に10mほどの滝が出てきた.
これは巻きたくはない.何とか登りたい.ムズムズ.見たら左のクラックとフェースを使って登れそうだ.
でもカムを忘れた!!いや,そうじゃない,俺は持ってこなかったんだ!
仕方なくハーケンを一枚打ってリードする.少し上には残置ハーケンが一本あった.
とりあえずランナーをとった.この次が核心. 右への乗り込みでスタンスをよく確認せず雑に乗せてしまい,足を滑らした!体がスライドして数メートル落ちる.残置ハーケンで止まった!もう一便やるが同 じ結果orz.
いい加減自分にムカッ腹で,次はあっさり.落ちられるという安心感か?オマエはビビリか?!オマエはヘタレか?!
しかしながら,この滝は巻 くには惜しいと思う.もう一発ハーケンを決めて終了.車にカムをおいてきた自分が恨めしい.
直登すべき滝
この滝に1時間を要してしまった.ここを過ぎたら二の滝が待っていた.綺麗なフェースにかかる幅広の滝.
堰堤のようで,余り見栄えがよくなかった.
二の滝下段,15m程度か
二の滝は思ったより巻きは楽で,右側をさくっと登れた.あっさり落ち口に出た.
上流は平凡で,大きな二俣にさしかかる.地図を見るとしっかり載っていたので右俣へ.
左俣上部には赤い橋が見える.小滝を乗り越えていくと豪快な三の滝のお目見え.
ハイライトの三の滝
巻きは左から.ここでMr.Godがなにやら難しいところを通過する.いやな予感 ザワ(;゚д゚;)ザワ
自分は下の安定していたところを先行していると,後ろから「あっ,やばいっ」と言う声が聞こえた.
振り返ると,Mrが足を滑らせてローリングしていくではないか!もうどうすることも出来ず,ただただ眺めるだけ.
転がる人を見 ている人の気持ちってこんなんなのか,とふと思う.
幸い下の傾斜が緩くなっていたので10mほど転がって無事故で接着できたようだ.
ルートファインディ ングか,それとも巻きでのムーブ(なんじゃそれ?)が原因か.とりあえず無事だったので安堵.
あとは登山道に出て,少し上がって落ち口を確認して下山.
先ほどの沢の沢のほんの数メートル上を立派な登山道が走っていることに驚く二人であった.
20分で林道に出て,そこからは超快適.あまりにも楽な下山だった.
相変わらずヒルはいっぱいで,駐車場で油断してたらやられちまった・・・この沢は多すぎる!