近畿の最高峰,大峯山系の八経ヶ岳に登ってきた.
始終ガスに巻かれており景色は堪能できなかったが,山の魅力をまた一つ感じ取れた山行であった.
Route:トンネル西口~奥駈道出合~弁天ノ森~弥山~八経ヶ岳(復路同ルート)
弁天の森を歩く
弥山・八経ガ岳は奈良県の大峯山系に属する.
弥山は1895m,八経ヶ岳は1914.9mで近畿地方の最高峰,深田久弥の「日本百名山」に紹介されている名峰だ.
今回は日帰りということでトンネル西口から登ることにした.
出発時からどんよりした天気で眺めは期待できそうにないのを覚悟して入山.
実はコンパ スを前日に使ったため忘れてきたのだった.全くもってあるまじき事だと反省している.
西口から奥駈道出合までの急登には少々疲れた.道が目の前に聳え立っているという感じだ.
因みに奥駈道というのは大峯山脈の稜線沿いの,吉野と熊野本宮を結ぶ170kmにおよぶ修行の道である.
霧雨のため途中から雨具を 着用.奥駈道に合流してからは比較的歩きやすい道になった.
緑の木々と霧の融合した風景もまた幻想的で,修験の道を思わせた.人間歩くとお腹がすくものである.
だがなんと昼飯を持って行かなかった(正確には途中で買う予定だったけれどもめんどくさくなって買わなかった)ので非常食を食いながらひもじい思いで登った.メンバーに分けてもらった唐揚げとサンドイッチ(だったと思う)が美味しく感じた.食の有難みを痛感しました.
八経ヶ岳頂上(1914.9m)にて
案の定,頂上からの景色は全くなかった.
今回はおとなしくあきらめよう!
no visibility…
あとはもと来た道を引き返してト ンネル西口へ.下りが結構足にこたえた.
初めての大峰,魅力は十分に伝わった.今後も大峰は何回か必ず来るだろう.
蛇足:
夕食は先輩のおごりでしゃぶしゃぶ食べ放題.
追加するごとに肉が薄くなってくるのには笑えました.