Day 2も一日中ガスに包まれ,展望はきかなかった。要所要所で読図が必要になり,技術的には一番難しいパートであった。晴れていたら光岩からどの様な光景が見えるのだろう・・・
Day 2
ザラ薙平5:20~池口岳7:00~加加森山9:10~光石12:25~光岳12:45~光小屋13:10(7時間50分)
朝起きると雨が降っていた(ノ_-;)
しとしとしとしと・・・・・・・・
テントはびしょ濡れ,気分は最低。雨の中の撤収という3Kな作業は久しぶりだ。QOLが高い快適クライミング生活ばかり送っていたので,免疫力がなくなっていた。どうにか自分を落ち着けて出発。
池口岳(2392m)をピストンしに行った。周りは木で何も見えない。もっとも木がなくてもガスっているから同じなんだけど。一応200名山になっている。
加加森山(カガモリヤマ:2418.9m)も木に囲まれていて,なんだか台高の弥次平峰を彷彿させる。別に南アルプスまできて登ろうというほどの山では到底ない気がした。
さて,ここからが今回の合宿の核心部分であった。踏み跡は羊歯などの草草で分かりづらく,周囲はガスで視界が悪い。基本的には尾根筋だが,方向が大きく変化する箇所があるので,なかなか難しいコースだった。
テープを頼りに最後は急坂を登った。意味が分からないほど巨大なヒルさんにもお目にかかれた。そしてレインウェアのズボンをハイマツにひっかけて破いてしまった!ゴアテックスは高いぞ!!また修理費がかかると思うと萎えた。
ネチネチと上り詰めたら光岩への分岐部に到着した。気合を入れて叫んだ。光岩ではやはりガスで周りが見えず,しかも風が強い。岩のフリクションはかなり良かったことが何故か印象に残っている。その後,光岳(テカリダケ:2591.1m)を経て,光小屋のテン場に到着。
小屋の中で温まってノートにいろいろと書いた。ノートは20年以上前から続いており,全て保存されているというのだから感動だ。今回私の書いたものもずっと残るのだろうか。再び訪れたときに再開するとさぞかし懐かしいだろう。
ああ,小屋は暖かくて快適そうだなぁ。小屋泊縦走を早くやってみい・・・。水を無料で頂戴できた。素晴らしい小屋だ。でも宿泊客の数は北アとは比べ物にならないほど少なかった。晩はパスタを作った。私が家に蓄えてあった夜食用のやつを引っ張り出してきただけなんだけど,結構いけたな。