山と温泉で遊んでいる人のブログ
Hiking南アルプス

南アルプス(池口岳~光岳~聖岳)Day 3

朝方は雨で更に気持ちが沈んだが,稜線に出るとガスが時々晴れて眺望が得られた。ようやく南アルプスらしさを堪能できた。

茶臼岳を目指して縦走路を進む

Day 3
光小屋5:20~易老岳7:05~希望峰~仁田岳9:00~希望峰~茶臼岳9:50~上河内岳11:55~聖平小屋13:30(8時間10分)

昨夜は晴れていたのに,朝はまたしても雨。
しとしとしと・・・・・・・・・
あぁいやらしい天気だこと。でもまだましだ。

静高平の快適な木道をさくさくと進んだ。昨日までの道とは全然違う。イザルガ岳は完全に無視して脇を通過した。どうせ行ってもガスで何も見えなんだからね。

易老岳(イロウダケ:2354m)もこれまた樹林の中で,相変わらずであった。ここで別働隊の2名に別れを告げ,我々本隊は茶臼岳へと向かった。

易老岳を通過してどんどん進む

徐々に植生がハイマツ帯に移り,同時に天気も回復してきた。途中にある希望峰から仁田岳(ニッタダケ:2523.8m)への道は風が強烈だった。よろめきつつも十数分で頂上に到着。若干晴れてきたので景色が綺麗だった。

仁田岳へ向かう
仁田岳山頂にて
時折雲がきれて良い眺めを得られる

茶臼岳(チャウスダケ:2604m)はかなり風が強く,一面ガスに覆われていた。今日もどうやら天気には見放されたようだ。視界不良の中ザレ場を下った。

池塘に出た
またガスに覆われた(T_T)

200名山である上河内岳(カミコウチダケ:2803m)の肩に到着して一休み。師匠は完全にレスト体制に入ったため (笑) ,私とSK隊長は頂上を目指した。急ながらも15分ほどで到着したが,こちらも風が強かった。360度の展望が待っているはずだったが,完全に見放されていた。

上河内岳で地図を読む(ふりをしている)私

途中,トリカブトの群生が見られ,青紫の美しい花が咲き誇っていた。南岳を過ぎたらあとは聖小屋までひたすら下る。縦走路から小屋が見えるのだが,歩いてみると以外に遠かった。結構トラバースしているようだ。だが予定より若干早い13時30分に到着した。

緑の残る稜線
トリカブトの群生
小屋に向かって縦走路を進む
ようやく見えた!!

聖平小屋のテン場は非常に広く,水道完備で素晴らしいキャンプ地だった。ここにはいくつかの大学の山岳部やワンゲルが泊まっていて賑わっていた。しかしみんなハードだなぁ。我々は細々とテントで身を引いた。

ほっと一息ついてくつろぐ私

すると急にスイカ割りが始まった。恒例らしい。2個目のスイカで,運を使い果たしたのか,SK隊長がじゃんけんで勝ってしまい(笑),割り役の権利を得た。そのご褒美に冷えたビールをゲット。半分分けてもらいToast!まさか山でビールが飲めるとは!一日を締めくくるのに相応しい終わり方だった

果敢に奮闘するSK隊長
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