夜行フェリーで四国に上陸し,6日にかねてより一度は訪れたいと思っていた石鎚山の頂を踏んできた。海から急峻に立ち上がる石鎚山系の山々は車で走っていいても迫力があった。
下谷駅8:40→ロープウェイ→成就駅8:48→石鎚神社成就社9:20→八丁9:40→前森社10:30→剣山10:50→夜明峠11:05→一の鎖11:15→二の鎖11:30→三の鎖11:50→石鎚神社12:15→天狗岳12:27→石鎚神社→12:50→夜明峠13:47→石鎚神社成就社14:58→成就駅15:30→駐車場16:00(6時間10分+ロープウェイ)
東予港から車で1時間ほどでロープウェイ入り口に到着した。登山者が少ないことを差しひいても頽廃的な気配がぷんぷんしていた。
むさ苦しそうな樹林帯をロープウェイで一気に飛ばして成就駅まであがった。自動販売機のジュースが良心的な値段だった。標高1300まで上がると思った以上に涼しかった。
整備された林道を20分ほど歩いていきなり旅館が出てきた。人気皆無で廃村を歩いているようだった。
八丁坂を峠まで下ってから登りに転じた。急に試しの鎖というものが出てきた。
巻き道は完備だが一度は全部登っておかねばと取り付いた。10mくらいのお試しルートかと思いきや,傾斜はゆるくレストできるものの体感50m (?)くらいの長さ(駅の地図には74mとあった)で結構疲れた(°°;)
鎖を登り切ると岩峰の頂に石仏が安置してあった。遠くに石鎚山の小屋がよく見える絶景ポイント。これは登っておいてよかった。
更に歩を進めると脇道の地蔵から尾根の踏み跡が伸びていたので進んでみた。崩れそうな岩が先に見えるが,切れ落ちていてたどり着けない。ここが地図にある剣山 (1631m)だろうか。
剣山から切り通しを越え夜明峠に至ると一気に見晴らしがよくなり,石鎚山の全容が拝むことが出来た。小屋から連なる岩稜が神々しく見える。海底鬼岩城みたい(知ってる?)。
ようやく鎖場が登場。各々の鎖場には小屋が備え付けてある。一の鎖は短くあっけなかった。快適に高度を稼がせてもらう。
小バエみたいな虫が大量発生していてかなり苛立たせられた。休憩所で協力金を支払って用足しをさせてもらう。
小屋の横から二の鎖が始まる。先ほどより傾斜があるが問題ない。積雪期ならなかなか面白いかも知れない。
足が疲れてきたがダメ押しの三の鎖。こちらは更に急傾斜で長い。振り返ると眺めがよい。快適に登り切ると大量の虫が飛び回る山頂が待っていた。
立ち止まっていると虫の大群に神経を逆撫でされるので休まずに天狗岳へ向かった。この稜線,滑るとマジで落ちていくので初心者はロープでビレイしてもらって。雨とか雪の日はもっと怖いだろう。紅葉していたら相当綺麗なんだろうな。
南峰へ魅力的な尾根が続くが,下山してしまうので天狗岳で引き返した。この先は縦走するときに残しておこう。下山は鎖場を遠慮して山腹に取り付けられた手すり付きの階段を使った。金と労力のかかった道は快適だ(笑)
小雨が降り出したが樹林帯に入るとすぐに止んだ。木の階段は歩幅が合わずに歩きにくい。どんどん下って八丁峠まで帰ってきた。一休みして八丁坂を登り切り神社で休憩した。
スキー場経由で帰った。リフトは止まっていた。だがおじさん一人待機中(?)のようだった。頼んだら動くのだろうか。
帰りに西条市の湯之谷温泉に立ち寄った。地元客で賑わっていた(=混雑していた)。湯温が高くて気持ちがよかったが人口密度が高い。
おまけ
温泉もよかったが,早朝の誰もいないフェリーの風呂もよかった。
やはり温泉は独りでゆっくりつかるのに限る。