奈良県大台ヶ原にある蒸籠嵓(せいろぐら)へNCCのメンバー2人とブッシュマン1(6P, 5.10c)を登りに行ってきた.一年ぶりのマルチで楽しみだった.駐車場で知人ら奈良組と合流して,大蛇嵓分岐で待ち合わせ.
先に取り付きまで下るよう言われ,3人で下った.壮絶なガレ場で落石に神経すり減らした.スリングが取り付きにあるようだが,全く分からず下り続けて,岩壁が無くなってしまった.仕方なく戻る次第.結局教えてもらった.取り付きを発見するのが最大の核心である. かなり難しい.スリングの色がピンクとかではなく,自然に調和していた.
登攀時間3時間
終了12:10
1P 5.9(25m) 3rd
濡れてることが多いらしいが,近頃天候が安定しているので最高のフリクションだった.
ルート全体に言えることだが,カチが剥離しそうで怖い.5.7くらいの快適なピッチ.
2P 5.9(20m) 2nd
初マルチのNにリードをしてもらった.1stアンカーを過ぎたら早速ブッシュに突入し,見えなくなる.
問題なくビレーもしてくれたので,上出来だと思う.
3P 5.9(25m) リード
60mシングル2本が繋がってるので重いが,リードした.ダブルロープでの登攀なんて超久しぶりに気がする.上部のルート取りが違ったようで,アンカーが右の方に見えた.戻るのも面倒なので,そのままランナウトして終了点へ.
4P 5.9(25m) 2nd
Nにそのままリードしてもらった. 簡単なブッシュくぐり(?)なので大丈夫だろう .
5P (5.10c) 2nd
最近お疲れ気味の師匠にリードしていただいた.10cとなっているが,175cmあれば5.9程度になる気がする.ワンムーブながら,オーバーハングして いて,高度感もあり楽しい.
上部のスラブは若干コケが多いがこちらも快適.でもカチが剥離するかもと考えると,登れるモンも登れない.Nもノーテンで抜けてくれたのでよかった.
6P (5.9) リード
ガバばっかのように見えて,意外に悪かった.というか剥離に怯える.
上部は岩の側を登って,最後は木登りでゴール.終了点は木でビレイ.
そこから尾根をちょっと歩いたら,遊歩道の下ってきた入り口にドンピシャで着いた.
サマコレやサンダーと比較して,1Pの長さも短いし,易しいので遙かに楽だった.予想よりブッシュが少なかったが,ホールドの剥離に気を使う登りだった.アプローチが最大の核心であることは間違いない.
ブッシュマン2を登ったYさんの話によると,2は登ってる人が少ないようで,砂と苔で大変だったようだ.剥離しそうなホールドが多く,無理にOS狙わないようにとアドバイスを受けた.以前も欠けまくったらしい.とりあえずクライミングのシーズンに入って体慣らしにはうってつけのルートかもしれない.帰りは閉店前の駆け込みジムでリードして帰った.