八丈島であおがしま丸に乗り継いで青ヶ島に向かった.
三宝港に宿からの送迎が来ていた.ありがたい.
土砂崩れなどで島の道が不通になっていたりと初めてだとややこしそう.
数少ない民宿(御宿 為朝)に着いてから町を歩きまくった.
小さな島なので散策すると直ぐにしっくりきた.
外輪山にある島内最高峰の大凸部(おおとんぶ)からの眺めは初めて見る神秘さを秘めていた.
青ヶ島俯瞰
橘丸(特二等)は内装やベッドなどどれも快適だった.
やはり前夜発が体に合っていると思った.
早朝に三宅島や御蔵島を経由して9時頃に八丈島に上陸した.
ほとんどの乗客が三宅島などで下船したとで,一気に人数が減っていた.
八丈島が見えてきた
朝食は・・・なし
八丈島の底土港でいったん下船し,あおがしま丸が出港するまで数時間まで待った.
八丈富士がかなり美しい.植生も南国に様相で,本州とは雰囲気が違っていたのが印象的だ.
八丈島でいったん船から降りる
あおがしま丸が控えていた
底土港周辺の海岸
底土港に到着
あおがしま丸に乗船・・・乗客皆がコンテナに積み込まれ船上へ運ばれた.ドアが開いていて,まるでレビテーションのごとし.
中は雑魚寝だこぎれいで快適だった.船の揺れが気持ちいいね.
コンテナで船上に積み込まれた
あおがしま丸の中・・・スーパー銭湯の雑魚寝部屋みたい
3時間で青ヶ島に到着!
三宝港は想像以上に切り立っていた.
天候が崩れると確実に帰れない.金田一状態になる.
船が港に近寄った後,最後は陸に投げたをなげた縄を男手総出で引いて,船をたぐり寄せていた.大変だ!
ちなみにタラップはオランダ語で,日本語は舷梯・船梯子,英語ではaccommodation ladderやgangwayという.
青ヶ島が見えてきた
舷梯を架けて頂いた
土砂崩れが来たら脱出できない・・・
民宿は港とは反対側にあるので,自動車で移動した.
どうやら港から集落へダイレクトに通じる道が通行止めのようだ.
どうやら地震によって10年以上前かららしい.
地理的・地形的・経済的理由で修復に難渋しているのだろうか.
おかげで青宝トンネルで外輪山の内側に入り,そこから平成流し坂トンネルをくぐり島の対側へ出,集落に向かう超遠回りだった.
激アップダウンがあるので,歩いたら軽く1時間以上くらいかかりそう.恐ろしい.
民宿に荷物を置いてから島の探検に出かけた.
まずは島の最高峰・大凸部(おおとんぶ;423m)へ.
登山道は意外と集落から近い.
途中の鳥居の分岐から東台所神社に登れるみたいだ(後にこの道はやばいことが判明).
素晴らしい眺め.是非訪れて眺めてほしいと思う.
見事なババロワカルデラが見られる.通所オフジサマらと呼ぶらしい.
大凸部手前の山道からの眺望
展望台に着いた!
いったん下山して町歩き.
島唯一の信号機のある小学校前から尾山展望公園へ登った.
こちらも手軽だが,素晴らしい眺め.
それにしても人に全然出会わないえもいわれぬ不思議な時間だった.
港からの西まわり道が通行止めで超遠回りをした
唯一の信号機・・・この時は全く意味をなしていなかった(笑)
展望台はきれいに整備されていた.眺めもすこぶる素晴らしい.
東台所神社に向かう道が伸びていた.
大凸部に登る道からの参道が神社そばで合流していたが,苔むした玉石の騒動以上に急な石段だった.
滑ったらダメージは大きそう.しかも,落石が多そう.恐ろしい.
こんな素晴らしい場所なのに誰もいない
こちらの道は綺麗に整備されている
展望台からの眺め・・・見事の一言
鬱蒼と茂る木々の間をくぐり神社に到着・・・狭い!!
帰りに名主屋敷跡を通って帰ってきた.
小さな島なので直ぐに土地勘がつかめた.
9月初めでも相当暑い.火山の影響もあるかもしれない.
地元の有力者か
古いお墓がたくさん
明日はいよいよババロワに登って温泉を堪能する予定.