山と温泉で遊んでいる人のブログ
Trip

大柳川渓谷としもべ温泉(山梨県身延町)

何年ぶりだろうか,昔よく訪れた山梨へ行ってきた.
多分13年前に瑞牆山へ行ったのが最後だと思う.その間に新東名と中部横断道という二つの道路が開通したので,中央道からアプローチせずに快適に移動できるようになっていた.

偶然見つけた大柳川渓谷と温泉をセットに巡った.私自身,歩きと温泉の無い遠征は一切興味が無い.近くにある身延山(1,153m)は大山倍達が山籠もりしていた(隠れていた??)ことで聞き及んでいた,訪問先一帯がアニメ「ゆるキャン」(名前だけ知っていた)のモデル地だったというのは初めて知った.

大柳川渓谷の駐車場は灼熱でキャンパー以外はいないようだった.渓谷内も渓流釣りの一人以外は見かけなかった.来るべき時期ではないということか(笑)

秋の紅葉は綺麗そうだ
造りの良い吊り橋がいくつも架かっている
渓谷に沿って登っていく

二つ目の吊り橋を終えると,散在する巨岩を眺めながら登っていく.植林がしっかり手入れされていて美しい.

夫婦岩(日本各地にある)
ミニ大杉谷(三重県大杉渓谷)といったところ
岩の階段には降りられなかった(残念)
天淵の滝

天淵の滝は美しいなめ滝.泡が富士山の冠雪に見えると.確かに.左岸のブッシュを巻けそう.それにしても水量が多い.鉄パイプで造られた階段を上り,分岐が出現.迷わずにチャレンジコースへ.

ひとまず左へ
五段の滝ってどこだっけ?

すぐに堰堤が出てきた.これは滝でないのでさらに進む.吊り橋があるので楽勝と進むと,段々と登山等(超初級の沢登り)のようになってきた.

沢沿いの登山道になってきた

このままでは沢を詰め上がってしまいそうとのことで引き返しすことに.少し戻ると,川の右俣にピンクテープあり,そこから先にもいくつかの滝があるようだ.

出会いにピンクテープあり

看板のあった分岐まで引き返し,のんびりコースへ戻る.遊歩道が続く.

ここから左岸に渡る

この渓谷,結構なゴルジュで,遊歩道なしでは相当困難な遡行になりそう.水量も多い.

右岸から突破できそう
降りられないかと思ったけど厳しかった
水量が結構ある
吊り橋を渡って東屋へ

支流からの細い滝(観音滝)を眺め,東屋で休んでから出発.最後の橋を渡り,閉館した温泉横を通って車道へ飛び出た.集落を眺めて下っていく.

レトロな看板が心地よい
2019年より休業・閉業のようだ
天狗橋から先がガチ登山道だった・・・
十谷(じっこく)温泉;ここも気になる
到着が食事時でなかったのが残念
下ると古民家のつくだべかんに至る
頌徳碑(しょうとくひ)が建っていた(解読できず・・・)

駐車場も戻ってきて,下部(しもべ)温泉へ.
下部温泉駅から車でしばらく川沿いを登っていく.実に趣がある温泉郷.道が狭い,駐車場が乏しい,全体的に大規模修繕されていない等々.その中でも特に際立っていた格安の「湯元ホテル」を選択した.素泊まり6,200円である!

川岸の旅館で趣深い

Google レビューがとても興味深いのだが,とくに秀逸なものを引用させていただいた.私も完全に同意見であった笑

温泉が好きじゃない人には全くウケない宿です。安いからといって安易に選ばないほうがいいですよ。 よくサービス料込みという記載がありますが、ここは真逆でサービス料無しだと思ってください。サービスもおもてなしもありません。喋らないお湯が代わりにもてなしてくれます。
(中略)
お風呂場の衛生は下限ラインギリギリです。無理な人は全然無理な感じです笑
(中略)
富士急のお化け屋敷に泊まるような感じですが極楽浄土が見れる極楽湯なのは間違いないです。 朝食は600円で追加してもらいました。 ゴミです。 言い過ぎですね。 子供が学校行く前にかっこむような飯です。ネオバターロールとソーセージ。そんな感じ。

ここよりぼろい宿にも泊まっているので全く問題なく快適に過ごせた.
そして温泉で極楽を感じられた.圧倒的感謝!!!

アルカリ単純温泉 わずかに硫黄の臭いがする
ここは地上なのか,地下なのか

冷泉と温泉を交互に入る.湯船が二つある.これが実に心地よい.冷泉はこの時期特に最高で,無限に入っていられる.それにしてもボロい(^_^)

となり部屋(文字通り)へ行くのに頭を低くしてくぐるwww

他に狭小な岩風呂がある(あれは地下?).レビューに沢山写真が上がっている.あんなに明るくない.

ここから岩風呂へ
床が抜けそうでかぐわしい

山梨も温泉が沢山あって楽しい.
残りの人生でどこまで山と温泉で遊べるのか.充実して人生を終えるまで,日々思案している.

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