また高価な本に手を出した.
いかんせん日本語の本がないので,洋書を読むしかない.
Kindle版で多様なジャンルの書籍が販売されるようになってきたが,なかなか手を出しにくい.
自由でスピーディなアクセス,書き込みやマーキングはやはり書籍という体裁の利点である.
未来に日本を託せるよう子供のために道を切り開いていきたいと思うこのごろ.
近頃世間は騒がしいよう.情報源はほぼ全てが口伝えと食堂のTV,ネットから入手.
いつの間にかTVと新聞の出る幕がなくなっている.まあ必然かもしれない.
STAP cellに始まり,valsartanでの研究担当者逮捕,caffeine and sodium benzoate,CT contrast agentでのanaphylaxis (probably),propofolと・・・
ディオバン®,降圧効果に関しては申し分ないのだが(ここの部分が抜け落ちている内容が不十分な記事が多すぎる),付加価値ありきでがんばりすぎで 自爆した印象.日本の家電みたいね.COIの全くない身としては言いたい放題言えます(笑) STAPと同様,日本の科学論文の質を大幅に貶めたのだか ら,関係者は厳正な処分が必要ですね.
anaphylaxisに関しては発症率は一定だが予想不可能であり,確実な予防策などない ので,起こったときにきちんと対応がなされたか,がまず検証されるべき.既往がなくても起こりうる.花粉症と同じ.業務上過失致死で片付いたら,斜陽国日 本も本格的に後進国と名乗れますね.もはやブラック企業が流行らない現代日本ではロシアンルーレットなどなおさら好きこのんで行うものはいない.萎縮しな いことを願う.CAで膨疹なんて話は,エビ・カニ・ソバ食ってアレルギーってほどにごまんとある.リスクがあるので皆さんplain CTに変えましょうって言うのは容易だが・・・生存率はまず下がるだろね.なんにせよリスク説明を丁寧にすることは肝要だと思うわ.
propofol の件は重症度などの話もないし状況が不明瞭故に何ともいえんけど,propofol infusion syn. のリスクを把握しつつどのようなdecision makingを経たのかがまず知りたいね.自身は小児にはセボしか使ったことはないが,ICUではないし,高度なdiscussionがあったのかもしれ ない.ニュースの米欄は日本国民愚民化政策の結果を反映した思考の止まったコメントが多くある中に鋭い視点のコメントが見られるという平常運転様々で読ん でいて面白かった.ちなみに禁忌とあっても救命においてalternativeがなければ投与されることがあるということや,製薬会社が訴訟リスクを回避 するために慎重投与・副作用などを添付文書に盛り込みまくっているというのは常識.禁忌は時代で変化している.
明日は久々の休みなので鳳来で森林浴に出かけたい.
登れるのかは定かではない.11後半くらいは登りたいなあ.