林道終点6:50→2段の滝8:00→琵琶滝9:05→祠9:15→中の滝10:25→中の滝落ち口11:05→遡行終了11:35→林道終点13:40
6年ぶりにまともな沢に行ってきた(先日のはひどいのでノーカウント!).
体力的に弱った老体にむち打って,沢初めての後輩二人をいざなった.
下多古川は去年の百合ヶ岳の時に林道を走ったので勝手がわかっていた.
琵琶滝も滝見小屋まで行って拝見していた(その時は相当暑かった!).
晩秋の沢は美しい.夏とは風景が全く異なる!
下多古川はコンパクトにまとまって,巻き道や下山路もgoodなので,沢を手軽に楽しむには相応しいコースだね.
2つめのハイライト「中の滝」
気合いを入れて前夜発で林道終点まで入り,朝5時半に起床.
昔行った12月の南紀の早朝に比べれば,大した寒さではない.
林道から直ぐに入渓した.初めは平凡なので足慣らしでどんどん進む.
所々ナメが美しい
2段の美しい滝
まもなく2段の滝(少し離れているが・・・)が出現.
下段は簡単に登れるが,上段は困難のため巻くことになる.
強引に巻いて,木道の下部に出た.初心者にはちと怖いかもしれない.
まさかの本日の核心!笑
木道の登山道から沢に復帰し,歩を進めるとハイライトの「琵琶滝」が姿を現した.
下から見ると高度感がわからず,小屋から眺めた方が圧倒的に美しい.
装備品と技量の関係上,素直に登山道から巻くことにした.
結構手軽に巻けて,しかも落ち口ドンピシャで復帰できるので素晴らしい.
落ち口に戻る手前の岩屋に祠が備え付けられていた.
琵琶滝
岩屋の祠
琵琶滝の落ち口で持ってきたロープでビレイやら滝壺を除いたりして遊んだ.
さわに進むとボルダー帯に入る.
ルート取りは自由度が高いので,あえてボルダーで遊びつつ登っていった.
崖が目立って雰囲気が良くなってきた
巨石帯を越えて行く
突然に美しい「中の滝」がお目見え.
女性的な優しい雰囲気を醸し出している.滝壺まで容易にいける.
メインディッシュを食したので,次に進むかどうか悩んだが,登山道らしきものもあるみたいだし,落ち口までいかぬは完食とは言えず,とりあえず巻いてみることにした.
結構大巻きして不明瞭な登山道(?)に出た.こちらも綺麗に落ち口へ出た.
美しい中の滝
中の滝の後ろを振り返る
沢の雰囲気が,大峯・台高らしく穏やかで美しくなったのでもうしばらく進んだ.
ナメやテーブル状小滝を超えると,木洩れ日の反射で美しい釜をたたえた小滝が見えた.
上流は尾根や山頂を目指さなければさして進む理由もないと思えたので,ここで区切りをつけた.
着替えるとあまりに身軽で解放感が半端なく心地よい.
テーブル状小滝はボルダーで遊べた
木洩れ日が美しい
下山は,中の滝落ち口まで適当に右岸を歩き,落ち口付近でルンゼを下って登山道に合流.
比較的荒れているが,道はあるので琵琶滝の滝見小屋まで一気に進んだ.
前回来たときは小屋の裏から道があることに気づかなかった.
それほど荒れている感じ.
吊り橋を渡ればハイウェイ.快調に下山し,13時40分に下山した.
結構遊んだので,行動時間は許容範囲内だろう.
一度沢を引退しても,時が経てばまたやりたくなる.
これもまた人間たる所以よ.次はどんな沢にしようかな.