最近睡眠不足で疲れがたまっていたが散歩に出ることにした。特にどうと言うことのない里山歩きだと思いきや,大平山への登りが結構急峻で嶮しく両手両足を使って登った。 P 768.6 m峰からは北尾根を進んで沢に降り林道終点へと繋いだが,一般登山道では到底なかった。最後の龍鎮神社は予定外のスポットで美しかった。今回も総じて素晴らしい山行となった。
<行程>
近鉄榛原駅 9:40→南垣内分岐 10:05→P567.1 m( 基準点名: 岳山)10:55→P 711.2 m( 基準点名: 太平山)12:10→P 768.6 m(基準点名:桃木谷)12:45→林道終点 12:55→室生への分岐 13:40→龍鎮神社 14:10→室生ダム 14:30→大野寺磨崖仏 14:50→室生口大野駅 14:55(5時間15分)
榛原駅前のコンビニで朝食を摂った。そこから2kmほど車道歩き。正月に歩いたので記憶には新しい。とりつきはGPSを見ないとさっぱりわからない。
植林地帯で作業道なのか登山道なのか全く不明だが一応道があった。しかすそれも登るにつれて不明瞭となり,地図も当てにならない。結局は尾根に出るために藪の中を適当に登ることとなった。難所はないが,とにかく蜘蛛の巣が多くて棒を振り回さないと前に進めない・・・。
尾根に出たあとは出るとプレートやテープがあった。南側が地形図通り,結構高度感がある。山頂には予想外にも祠があり,「嶽山」のプレートがかかっていた。
山頂を辞し,尾根線を忠実に辿った。「高井岳」とプレートのかかった箇所の眺めが良かった。結構山深いことがわかる。明瞭な踏み跡があるが,作業用のテープの可能性もあり,やはり地図コンパスは必要だろう。部分的に結構急峻な登りが出てきて,しかも茨もあるので体力を消耗した。ハートレートが余裕で100を越えた。
大平山からも迷う箇所はない。地形図では3つのこぶ(hump)があり,これが高峰山としてプレートがかかっていた。詳細はよくわからないし,たわいもない小ピークだったのでプレートがなければ絶対気にもとめないと思われた。そのまま通り過ぎ,程なくして768m峰に着いた。
そのままテープが張ってある北尾根を直進。明らかに右(東)に伸びる踏み跡に複数のテープが見受けられたが,今回は谷筋の破線に下りたいので,かなり急峻な尾根を下ることにした。
尾根を下ると進めなくなったので,そこから左の谷へ下った。本来なら谷筋は嫌いなので行かないが,道が書いてあるので進む。
沢筋は倒木とコケとぬめぬめの岩で不快極まりない。ガレ場も大きくなってよく滑る。林道までの距離と渓相を見て,許容内と判断し進むと右手に荒廃した林道の終点が見えた。沢の距離は短い(100m程度)がおよそ一般道とは到底呼べないルートだった。ヤレヤレ・・・
林道を下っていくと分岐点に出るので,そこを300度くらい旋回して深谷川に沿って歩いて行く。小川沿いの美しいルートで快適ハイキングとなった。
沢が澄み渡り,小魚(私の知識では何かわからん・・・)が結構泳いでいる。赤目青山国定公園なので捕獲されていないことが大きいか。沢筋に沿って歩を進めると川に紙垂が張られており,龍鎮神社へ下る石段が現れた。
軽く挨拶を交わし更に進むと,程なくして車道に合流。右に進路を取り室生ダムを左手に見ながら室生口大野を目指した。車が少なく,新緑と藤の花が非常に美しいいい道だった。
暑くなってきたので沢登りに行きたくなってきた。
蓮か台高周辺の簡単な沢で遊びたいなあ。