リハビリのために手頃な釈迦ヶ岳(1800m)に登ってきた。といっても林道なき時代は深山幽谷という言葉が相応しい大峰最深部である。下山はバリエーションにしてみたが,石楠花ブッシュと植林の急峻な下り+自然林の登り返しで熱中症のような強烈な脱力感に襲われやばかった。ルート取りが少々強引すぎた・・・
登山口10:30→1465m分岐11:25→古田の森12:05→1345mピーク14:30→1233m三角点14:40→コル→沢14:55→登山口15:15
林道を詰めていくと真新しい整備された道路にかわり驚いた。登山口はトイレも整備されてりるなど立派だった。
古田の森から西へ延びる比較的緩やかな笹尾根が帰りの道。ここまで来たら山頂も近くに見えてきた。
山頂からの稜線で南側の雲がブロックされて高度感が出ていた。しばし休んで一気に古田の森へ戻った。
古田の森で相棒と別れて独りで東尾根に入った。本当は分かれるのはよろしくないけど・・・汗汗。しばらくは笹が深くて道らしい道がなかったが,少し降りるとテープが出てきた。
傾斜が緩やかになる所から石楠花に行く手を阻まれた。トレースのようなかき分けられらた石楠花の隙間を歩いたがかなり面倒で辛かった。このまま延々と続いたらどうしようかと不安になったが,15分くらいで抜けることが出来た。もしかしたらもっと良い道があったのかも知れないけど,知るよしもない。
ここから三等三角点(杭瀬 1233m)までは快適な樹林帯を気持ちよく歩けた。途中の1334mが不動小屋山のようだ。
三角点から引き返して先ほどのコルまで戻り,そこからトラバース気味に植林帯を下ることにした。1250mまで下ってそこから山腹をトラバースして林道終点に出ようと考えていたが,急峻な下りと岩のためにトラバースを阻まれ,結局沢まで下る方針に変えた。
少々降りすぎたため登り返し・・・暑くて疲れ果ててひどい倦怠感と脱力感に襲われた。水分とエネルギー摂取を怠っていたことと自粛生活による廃用性筋力低下が原因と思われた。必死のパッチで登ってなんとか林道に出た。
無事に相方との待ち合わせ時間内に到着できた。林道で相棒に拾ってもらって無事に帰ることが出来た。思ったよりハードなリハビリだった。やれやれ。
素直に不動木屋山(1334m)まで戻ってダイレクトに林道終点へ下ったほうが楽だったかも知れないが,それはそれでだるい。
帰りに西吉野村の桜の湯によってきた。最近は温泉の泉質を意識している。1000円と割高に思えたが,設備と泉質,サービスで満足度が高かった。最後で人がいなかったので中の写真を撮ってみた。今後の温泉レパートリーに加えておこう。