台高北部の明神平に泊まりで行くつもりだったのだけど,やはた温泉から先の道路の電柱が倒れているので通行止めとのことで到達できなかった.きんでんのトラックとよくすれ違ったのでどこか違和感があったのだけど,そういうことだったのか・・・
急遽,転戦して大台ヶ原へ.ガスの中の運転が怖かった.
6年ぶりに大台に泊まった.この時は堂倉山~地池高~嘉茂助谷ノ頭~堂倉林道~日出ヶ岳と周遊したが,かなり素晴らしいコースだったね.

近畿の登山(1924年 近畿登山研究會)には,大台ヶ原について下記のような記述がある.
大臺教會の創立者で此山に全力を捧げてゐる古川嵩翁の努力で今は山道も開け宿泊の便も出來て夏期の避暑地として又山の静寂さを味ふ人の爲には男も女も頗る(すこぶる)適當した樂園である。山上には測候所の設けも出來て居る。

大台ヶ原は何度も訪れているが,教会は初めての訪問.古川氏によって1899年に福寿大台教会として開設され,登山者に宿泊設備として提供されたとのこと.
宿に戻って入浴と夕食をとる.




昔は大台で車中泊とかテント泊とかやっていたいけどもう無理だな.ビバーク以外なら心・湯治館の宿泊一択にしたい.