今日で一応ホテル生活はおしまい(費用も馬鹿にならない!)
やむを得ずテント場へ移動することにした.
私は,山に入れなければテント生活で彼らを待つか,下界へ岩場見学に行こうと思っていた.
11時,アルパインセンターへ.明日のキャンセルがあるかどうか恐る恐る尋ねた.
スタッフのお姉さんが,PCで確認するのを不安げに見守っていた.
幸運なことにキャンセルが出たようだ!
満面の笑みとガッツポーズで,勿論行くと返事した.
Hutteは前回とは違い,すごい賑わい.
すぐにホテルへデポしていた装備を取りに帰って,3人でHörnlihütteに向かった.
2時間半ほどかけてゆっくり登った.
後日談ではあるが,Yさんも僕が9日に登れなかったらどうしようかと内心悩んでおられたようだ.
登った者と登れなかった者.この違いは,分る人には分る.あまりにも大きいのだ!
18時半からの晩飯はスープと,タイ風カレー(?)+デザートだった.
その後,ガイドと会って,装備チェックを受けた.
ガイドは皆20~40代と若い上にスマートだ.私のガイドは特に若く,まだ20代だろう.
背は低いにもかかわらず,ドイツ軍の精鋭部隊にいそうな顔つき・雰囲気だった.
そしていかにも登りそうな体格と腕!
Matterhornのガイドは皆スポートクライミングでも最低12,13程度は登るだろう.そんな体型ばかりだ.
クランポンのサイズが少し小さかったようで,大きくした.レインウェアの下は要らねぇといわれて置いていく.
上もザックの一番下に詰めろと指示された.
携行物はレインウェア上,クランポン,ドリンク500mlが2本だけ.
アックスも不要.ハーネスとヘルメットは勿論着けて出る.
夜は9時頃には寝たと思う.