かねてから歩きたいと思っていた古ヶ丸山から白倉山,迷岳を経てスメールへ抜けるルートを歩いてきた.バスの時間というリミットがある中,相当気合いを入れて歩いたので時間をセーブできた.幸いスメールで温泉に浸かっても最終バス(17:15)まで時間がゆとりがあった.道は比較的明瞭で登山者が定期的に入っている印象.強度も以前の布引山ほどではなかった.だが台高の素晴らしい雰囲気は堪能できる素敵なルートだろう.
ルート
JR三瀬谷7:45→(大台町営バス)→犂谷8:30~柁山(865m)9:45~清治山(971m)10:08~古ヶ丸山10:48~白倉山11:46~大熊の頭12:40~迷岳13:33~唐谷川への分岐14:00~飯盛山北峰14:45~命の硬水15:33~スメール15:48 →(三重交通バス)→近鉄松阪
(7時間18分/16.3km,累計高度+/-:2006m/1934m)
前日は三瀬谷に宿泊して,朝一番のバスに乗り込み,犂谷で降りて登山開始.猛烈な花粉の発生源である桧植林に突入するので,ルパフィン2錠内服・フルメトロン点眼・フルティフォーム吸入と万全の対策をしたのだけど,下山すると明らかに気道分泌物が増えるわ喘息様の咳も出るわと影響が出た.この時期の登山は気候は最高なのだけど,花粉ただ一点だけが辛いな.
以前は林道がメインだったらしいけど,ものの本によると林業の伐採関係で尾根筋のコースが整備されたようだ.473mはひたすら高度をかせぐために登り続ける.
傾斜がおちら楽なったのもつかの間,柁山(かじやま)直下から一気に急坂を登りきり山頂で小休止した.
柁山から取り立てて何もない清治山を通過して古ヶ丸山へ急いた.右手に対岸の尾根筋やその奥に迷岳が望めた.
ちょうどアカヤシオが満開でピンク色が良く映えた.古ヶ丸山の直下にガレ場が増え,難なくこなすと山頂に着いた.エネルギー補給してすぐに出発.
山頂直下の鞍部に古いワイヤーが残置されたいた.ここでも林業が盛んだったのかと思いが偲ばれた.白倉山直下の岩場をクリアすれば山頂が近い.
池小屋山への整備された分岐が出てきた.
大熊の頭まで美しい自然林のなだらかな縦走路を堪能して歩ける.木々が茂っていないので見通しも良好.アカヤシオだけが彩りを添えてくれる.ここまで来ると迷岳が右手にはっきり見える.
布引山への尾根の分岐はなだらかで広いので方角を見失いやすい.1285mピークまでの間は水はけが悪いのか,バイケイソウが群をなしていた.古い林業用ワイヤーが残置されていた.
手元の山と高原地図2018では大熊の頭から迷岳までブッシュとあるが,整備された登山者が増えているためか,単に時期が良いからか,非常にあるきやすく快適だった.記載のコースタイムも大幅に短縮できた.
振り返ると古ヶ丸山とそこからの尾根が綺麗に見える.白倉山は手前の尾根が少し見えづらい.
山頂で小休止をとってすぐに下り始めた.迷岳まで5時間,予定通りのペースで満足した.最終バスまで3時間半以上,間に合ったと安堵した!!飯盛山への尾根が相も変わらず悪かった.狭い尾根と急峻な岩場.
北峰からの細い尾根から例の廃墟遊園地が綺麗に見えた.少し行って右へ折れて植林をひたすら下った.西側なので妙に暗い.今回も思ったけど,この道,梅雨以降は相当不快で使わない方がいいな.
川の音が聞こえてくれば林道終点は近い.落ちて水平動をスメールへ向かうと登山届ボックスが出てくる.
今日は初めて命の硬水を飲んだ.ホテルで汲んだ水道水が不味くて飲んでなかったので,水筒の中身を入れ替えた.2Lが70円と安い.1Lだけ汲んで飲んだけどかなり美味しい.これからは下山後はここで水を飲むことに決めた.
下山後は時間がかなり余ったのでスメールの温泉に浸かった.いつも空いていてありがたいが,経営的には大丈夫かと少し心配してしまう.訪れる時間帯のせい??17:15発の松阪行きのバスに1時間半揺られて帰った.
帰り道に道の駅で停車中,立派な山が見えた.調べると局ヶ岳1028.7mと判明.ここから昔歩いた栗の木岳,そして三峰山,さらには高見山まで縦走が出来るよう.ということは高見山までのアプローチ確保すれば,局ヶ岳から降りてバスで帰ることが出来る.また楽しみが増えてしまった.
前日に泊まったフェアフィールド三重おおだい.日本勢のホテル撤退が盛んな中,Marriottが道の駅併設のホテルを拡大している.共有スペースが豪華.横のマックスバリュで食料を買いすぎてしまった.夕食のみならず,行動食が持ってきたものと併せて3000kcalくらいになってしまった・・・
三瀬谷は大杉谷への拠点だし,いい場所にフェアフィールド作ったと思った.やっぱりMarriottだわ.マックスバリュでクロワッサン買って,バルミューダのトースターで焼けるよ.