山と温泉で遊んでいる人のブログ
Hiking北アルプス

北鎌尾根 1 of 3

7/28: day 1
中房温泉1462m(5:45)→合戦小屋(7:45)→燕山荘2712m(9:35)→大天井ヒュッテ2650m(12:30) (6時間45分)

北アルプスの名峰,槍ヶ岳へ突き上げる北鎌尾根を2泊3日で登ってきた.
どこか今年も歩きに行こうと思っていた矢先,北鎌尾根を勧められたので行ってみることにした.
8年位前に一度あこがれたルートだったが,いつの間にか興味がなくなり忘れていた.Revivalというやつね.

1年ぶりのまともな山登りが北鎌尾根で体力は大丈夫かと思っていたが・・・それ相応に疲れた.
岩自体は(ルート取りを間違わなければ)3級程度でクライミングや沢登りをしていたらeasyだが,
850m沢を下ってからの700mの沢の詰め+尾根700mの登りという高低差ががつんとくる.
炎天下の中の岩稜の登降で3Lの水分を飲み干した.まあ無事に帰ってこれて何より.
『自分たちの山登り』が出来たってことだね.応用の利く便利な言葉だなwww

ルートは沢あり,尾根あり,岩あり,植物ありとあらゆる要素が詰まっておりすばらしい内容だった.
登ればすばらしい時間を過ごせること請け合いのルートに思えた.
 

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燕岳をバックに(ガスで隠れた・・・)

0時頃に駐車場に到着して,車中泊で夜を明かした.ほぼ満車状態で衝撃の光景.
5時頃に活動開始しゆっくり目に準備して,中房温泉から一気に燕山荘まで登り切った.
8年前にくそ重い荷物を背負ってバテバテで登った懐かしい思い出がある.もはやtraumaのレベル.

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17時までの営業らしい・・・

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結構な登山者の数!朝の5時過ぎ.

合戦小屋で例によってスイカ一切れが800円で売られていた.
特に好というわけではないので興味はなかったが,需要はそれなりにありそうだった.
ケーブルで引き上げているが,温泉まで持ってくるのは少々面倒だろうね.
適当に相方を待ちつつサクサクと登っていけた.以前の苦しかったトラウマを払拭できた(´∀`*)

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快適な合戦尾根

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燕山荘が見えてきた

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3日間晴天に恵まれた(その分暑いけど)

時間をつぶして小屋の前でごろごろしていた.
燕岳(つばくろだけ)は1km先にあるが,以前にも登ったのでこちらは完全無視.
その後快適な縦走路をてくてく歩き,大下りの頭に到着.一気にザレ場を下り,鞍部から登り返す.

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小屋の前の顔.好きだよ,こういうの(得体が知れんけど)

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大下りを過ぎてからの快適縦走路

喜作レリーフのある岩場で梯子をさくっとやり過ごし大天井岳(おてしょうだけ)への分岐部へ到着.
ここは当然大天井岳へは登らず,トラバースのルートを選択.45分とある.
大天井岳は3000m以上あるので,登る場合はガレ場で体力をヒルのように吸い取られる.
トラバースは鎖場がちょくちょく出てきて退屈しない.眺めもよろしい.

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まあ(若いうちは)落ちないでしょう(・´з`・)

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大天井ヒュッテが見えてきたよ~

最後は膝の痛くなるような赦免を下りきってヒュッテに到着.
途中のコマクサが美しかった.

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コマクサDicentra peregrina・・・馬の頭に似ているらしい

当初の予定通り小屋に2食付き9500円で宿泊.金を払うとサービスを得られる.資本主義さまさま.
夜の白飯は非常にうまかった!炊き方がよいのか.テントでのα米とか芯の残った白飯とは比較のしようがない.
家で安い炊飯器で炊いたものよりも圧倒的にYummy !!
小屋もこぎれいで,ごみごみしていないので非常に快適.三つ星あげちゃおう!
大天荘の方が山頂に近いので,そちらの方が宿泊者は多いのかな.

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快適な二人部屋

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鞍部に建つ大天井ヒュッテ

明日に備えて8時に寝た.消灯なので床に就かざるを得ないが.
常備薬マイスリー®を飲むと交感神経が活発なときでもよく眠れる.のび太が羨ましいよ.

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