山と温泉で遊んでいる人のブログ
Hiking大峯山系(歩き)

七面山/大峯山系

奈良大峯山系の七面山に日帰りで行ってきた。
七面山といえば,2010年に中ノ川を遡行したが,天気が悪くモジケ小屋で断念して以後疎遠となっていた。この頃は沢から足を洗ってフリークライミングに専念しかけた時期だった。時が経つと,また沢登りってやつが楽しく見える。人間の性だろう。

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舟ノ川 流域の山奥にも集落が点在していることもだが,そこに惣谷狂言という無形文化財が伝承されているということが非常に興味深く驚かされた。大峰を歩くといつも思うが,林業が盛んであった時代のエネルギーを過去に戻って一度でいいから感じてみたいね。

七面山への縦走路

七面山南壁にフリーのルートがついこの前開かれたようだ。ググると12 pitches 5.11-とwebで公開されていた。辺境故,風化のリスクが高いが,一度は登ってみたいなあ(また鍛え直さねばならんが,さてどうか・・・)

七面山南峰と奥に仏生ヶ岳(槍ノ尾から)

<Route>
大阪—県道235終点(崩壊で行き止まり) 8:50→登山口 10:05→七面山西峰 12:05→ 東峰 12:30→あけぼの平→槍ノ尾ノ頭 13:25→登山口 15:05→林道終点 15:55(約13km, 7時間5分)

林道終点まで結構時間と労力を要した(今回は運転してないけど・・・)。少し前はこの林道が修復のため通行止めだったらしい。それにしても夜に初見で走ると結構辛いかもしれない。

県道は地獄谷でさえぎられ,そこから伸びる王子製紙社有林道は崩壊の過程にあり,出だしは堰堤と化していた。webに記録を当たると,10-20年前は車が通行できた様だが,今ではどう見ても土砂で埋もれた堰堤である。幸いここ数日の猛暑で水量が少なく,登山靴で容易に徒渉できた。

林道はここで終了(崩壊で川になっている)
完全に堰堤化(笑)
堰堤に群がるお玉杓子
要は死体運ぶのリスクあるし手間かかるから入るな,と書いてある
今回最大の核心の崩壊箇所(復路に撮影)
コンクリートの特上林道が続く
登山口

登山道から明瞭な踏み跡のついた尾根道を上がる。思ったよりも緩やかでかなり歩きやすかった。植林はもはや手入れされていないようだが,少し前までは整備されていた感じの雰囲気だった。

よく整備された植林内の登山道
植生が変わると尾根が近い
槍ノ尾ノ頭が見える
石楠花が美しい(蕾も多い)
アカヤシオが満開だった

木の根が張り巡らされた尾根は徐々に笹尾根になり,西峰の分岐点に到着した。七面山(南峰)へ向かったが,結構アップダウンしていて疲れた。あけぼの平が綺麗に見えた。

笹尾根を辿る
分岐点に到着
東峰へ向かう(少々アップダウンあり)
あけぼの平が見える
七面山東峰(1624m)にて

南壁を眺められないかなあとふと思い,明瞭な踏み跡を下っていくと Fixed ropeが張ってあった 。更に下ると壁の頂上に出られたが,残念ながら岩は見えなかった。つい最近開拓されたと思われるMulti-pitchのルートの終了点に到着した。

明瞭な踏み跡を下る
真新しいFixed ropeが張ってある
開拓されたばかりのようだ,「Long Hope」と読める
ハーネスなしでこの高度は流石に緊張した

山頂を辞して引き返してあけぼの平に向かった。笹尾根が広がった不思議な光景で一見の価値あり。どういう経過でこのような景色となったのだろう。途中笹尾根中に焚き火跡があったが,笹尾根でもあり下手したら丸焼けになりそう(笑)特別保護区から外れてはいるけど, 端から見ている一般登山者にとっては一抹の不安を覚えるね。

奥駆道への分岐
笹尾根のあけぼの平

槍ノ尾ノ頭付近は石楠花で歩きにくい。小屋跡があったが,以前はもう少しまともな形だったみたいで,年々風化が進んでいるようだ。

石楠花等で進みにくい
展望乏しい槍ノ尾ノ頭
三等三角点「七面山」1556.80mとなっている
ひからびた池塘にバイケイソウが群れていた

槍ノ尾ノ頭から一気に戻り登山口まで下った。 小休止してから林道をひたすら下るが,若干だがショートカット出来るところはガレ場を下った。徒渉が楽だったのが幸いだった。水はかなり冷たい。川で火照った体を急冷した。交感神経が急激に優位となってタキるので,心機能悪いとやめた方がいい。

錆びた古い看板
過去に山火事があったのだろうか
水が超冷たい・・・

帰りは国道に合流した所にある夢乃湯に滑り込んで浸かってきた。600円は規模とアメニティを考えると満足だった。食堂が閉まっていたので,五條まで戻ってうず潮という焼き肉屋へ。良質な肉でタンパク質を満足に摂取した帰ることが出来た。

なかなか快適だった夢乃湯

七面山,アプローチが遠くなったので登山者は少なくなっているかもしれないが,なかなか素敵な山だった。最近の山行はどこも素晴らしいチョイスが続いている。

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