山と温泉で遊んでいる人のブログ
Lead Climbing柏木

柏木/スーマリ修行解脱

・ようやくスーマリをRP出来た(解放された・・・)
・帰りに荒廃したヒューマンロックを見学してきた.

スーマリはリーチがかかってからがマジで長かった.精神の修行だった.

この上ないのコンディション

2年前のくそ暑い8月に初めてトライして意味不明(滑りも尋常でなかった・・・)のスタートをきった.2020年と21年は訪れる間隔が数ヶ月とか1年とか空いて全然ムーブが定着しなかった.おまけにガバガバなシューズをはいたりと迷走していた(笑)ので結構無駄なトライをしていた.2021年11月の18トライ目でマスターRPしかけてからが長かった.

2022年は9月から本格的にトライ開始したけど,ジムでボルダーを登りまくっているおかげでパート毎の動きは楽勝だった.ただ30m以上あるので繋げてくると無駄な動きをしようものなら容赦なく腕が張る.中間部の右フェースのポケット取りでのハイステップが自分には狭く,ルート上で最も強度が高く苦労したが,レストや無駄のない登りで安定してこなせるようになった.10月は終了点直下でのフォールがつづき本当に気が滅入った.そんな中の再訪,今回はしっかり自分の靴を持っていった(^_^)

1トライ目,QDを最終ピンまでセットできた.が,終了点直下の一連のシークエンスでよれてしまいフォール.でも結構いい感触.

2トライ目,右フェースに出てレスト・・・して呼吸を整えたのはいいものの,その直後スメアでドロップニーをしつつガバを取りに行く箇所で,全然距離が出せずまさかのフォール.いつもは何のことはないスメアがRPしたい一心で,滑らないか不必要に不安になって体が強ばったみたい.RP間近あるある現象.

リラックスのため寝転がっていつもの音楽を聞く.
仮面ライダーブラックRX→PachelbelのCanon→西脇唯/君がいるから・・・→TWO-MIX/Justice

3トライ目,無駄のない動きで結構余裕なまま最終パートへ.最上部の右カチをとった瞬間,持てると確信し,その後数手の動きをこなし終了点にクリップできた.36トライ目.前半で無駄に回数重ねたのが残念だけど,こんなに打ち込んで悶々としたのも10年ぶりくらいで楽しかった.第2のクライミング人生のスタート.

ということで次は神頼み(5.12)をする予定.これ2回目に柏木きた真夏でも洞窟上のトラバース,怖い怖いといいつつも抜けて核心までたどりついている.中毒性がありそうなルートだった記憶がある.

Today’s Climbs
1) スーパーマリノライン(5.12a) 34th try, X
2) スーパーマリノライン(5.12a) 35th try, X
3) スーパーマリノライン(5.12a) 36th try, RP

帰りにヒューマンロックを見学してきた.本当は屏風岩まで偵察に行きたかったのだけど時間的にたどり着けず.屏風岩は南向きで冬場に最高そうなので,再開拓の可能性を知りたいと思っている(出来るならやりたいね).

対岸の屏風岩

再開拓の利点

・南向きで冬に貴重(南紀や備中は遠い.エボコマは飽和状態)
・観光資源が増えて川上村に金が入る(駐車場,食料,お土産等々)
・大台マルチの前後で遊べる(ウォーミングアップ,マルチの練習等々使い方は色々)

ニーズは高い(高める開拓とルール作りをする)と思うので資金はクラファンでどうにでもなりそう.10台,11台メインで,かつTPも可能とすると訪れたいクライマーは相当いるはず(エボコマにあれだけ人が集まっているのだから).寄付者にはとりあえずNFTでも配って(笑)リボルトは練習できるし.重要で最もハードルの高い権利交渉と公的なお墨付きはJFAを通して行う.って感じで企画書作れそう.折角そこに放置されている資源があるのだから活用の方法を考えないと,衰退しつつある日本では生き残れないだろう.

で,肝心の岩だけど,屏風岩まではたどり着けなかった.だけど素晴らしいヒューマンロックに圧倒された.

ヒューマンロックの上半分が道から見える

車も入れる吊り橋(土木作業中で人のみ)を渡って対岸の補修作業中の林道へ.神社を目指して歩いたが全く見当たらず,民家の間を縫うようにして植林へ入った.結構明瞭な杣道をトラバースして時には谷を越えていくと,全貌が見えない巨大な石灰岩ヒューマンロックがお目見えした.テラスまではロープで確保した方がよさそうなので登らなかったが,相当な規模で圧倒された.ほぼ未開の岩場.

木が邪魔すぎて上部が見えない
ヒューマンロック 右の方
ヒューマンロック 左の方 ジャングルみたい
しみ出す水を引いているのか(機能している??)

どこから眺めても木が邪魔だった(笑) ヒューマンロックから屏風岩へしばらく進んでみたものの,時間的に厳しそうなのと道が怪しいので引き返した.途中に素晴らしいボルダーがあった.これは面白そう.

チョークは付着していなかった

帰りは川に近い場所から帰ると立派な社殿が姿を現した.水平に道が続いているので快適だった.そんな分岐があっただろうかと疑問だったが,ゴールは驚いたことにホームセンターにあるようなアルミの梯子がかかっていた,登ると補修中の林道の末端だった.これはわからんわwww

結構立派な社殿(周囲にも建屋がある)
渡ってきた吊り橋が見える
DWSにどうよ?

ということで楽しい散歩だった.登れた日は気分がいいね.

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