山と温泉で遊んでいる人のブログ

沢登り

本沢川・人見谷(黒谷)と伯母ヶ峰の周遊/台高山系

人見谷は伯母ヶ峰に真っ直ぐに突き上げる沢.伯母ヶ峰自体も未訪問なのでこれを機会に独りで登ってきた.ただドライブウェイで終了するというのは周遊好きの私の嗜好に合わないので,今回も地図で目星をつけていた尾根を下ったのだけど,道はないわ,フェルトソールで滑るわ,水がなくなるわで最後の最後が実に不快で苦労した(笑)

【ルート】
林道(杣道)6:45→入渓点7:00→稜線11:35→伯母ヶ峰12:00→1262m 12:25→伯母峰峠分岐12:40→1187峰13:05→壊れた植林小屋14:07→林道15:05→駐車場15:15(8時間30分:13km,総上昇量1,030 m)

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710m付近の滝を快適に登った(8:49)

今回も沢山写真撮れたから貼っておこう(^o^)

小谷川/大峯・北山川水系

3年ぶりの沢.時が経つのが早い.
二十歳前後の学部生の初心者2人を連れて沢に行ってきた.怪我を絶対させられないので気苦労が絶えない.メンバーの登攀力と技術力(ルート取り,プロテクション構築,ビレイ,ロープワーク,懸垂下降等々)を考えると,安易に滝に突っ込むと行き詰まるので結果的に高巻きが多くなったが,これはこれで結構体力と技術を使う.かなり頻回にロープを出したので,第2ゴルジュ最後の釜を湛えた滝の前で時間切れ,切り上げて林道へ抜けた.

大して移動していない・・・

この沢は中級者がほどよい緊張感の中,滝登りを楽しむための沢で,
初級者を連れていくところではなかったわ(^0^;)

入渓点8:45→取水口部の滝9:00→滝上10:00→林道交叉10:30→第1ゴルジュ(巻きの連続)→第2ゴルジュ14:00→ナメ滝上部斜瀑8m 15:30→打ち切って林道へ→入渓点17:00

遡行図と地形図だけは一応持っていった.ルート詳細は頭がパンクするのでほぼ読み込んでないし,印刷もしていかなかったので,結局ルート取りはその場で考えて登った(その方が楽しめると最近感じている).

滝の右側が登れそう

初っぱなの滝は明らかに滝の右が登れそうだが,初心者にフォローとはいえ登らせるのは厳しいと思われ,更に右側の斜面をできるだけロープが直線になるように高巻きし,送水管付近から車道に出た.轟音で声が通らないときの合図を十分に確立していなかったので余計に時間を要してしまった.

車道の適当な場所から再入渓.その後,林道が交叉する場所でもう1パーティに出会った.足の揃ったペアのように見受けられた.

暫くは穏やか(退屈?)

第1ゴルジュは左岸巻きが多かった.右岸は発達した岸壁で谷が暗い.迫力ある風景.が,ガイドに必死で写真どころではなかった・・・

11:15 上段は支谷のF.40mか

遡行図と目の前の滝が一致せず,もはやどこにいるのかが不明.連瀑帯をロープを出して巻きに巻きを重ねた.下の写真の滝を最後に巻き,ゴルジュ終了の様子.

13:30 へつって右側から登れるだろう

渓相が穏やかになり沢へ.その後,岩を乗越しつつ第2ゴルジュへ.

第2ゴルジュ入り口

第2ゴルジュ最初のナメ滝は結構滑る.左側を直登した.後続のためにロープを出したが,ビレイポイントに乏しく,結構先の木で確保した.次の斜瀑は滝の左側を直登.カムとボールナッツは使用できず,ハーケンは少々面倒で使用せず.ノープロテクションで抜けたが,落ちれば負傷必至のためさすがに緊張した.滝の右側の方が良いと思う.ここもまたビレイポイントなく,仕方なく左上部に登り木でセットした.が,ノープロテクションのためロープがビレイ点から直線になり,セカンドが完全にユマーリング状態になってしまう.不慣れなため苦労しただろう.3rdも苦労していた.ボディビレイだと私も引きずり込まれていた.2人と3人の違いはかなり大きいと改めて知る.

後続2人を登らせた時点でそれなりの時刻になってしまったので,斜瀑9mを遠目に見ながら巻き上がった.すぐに林道へ出て遡行は終了した.

これより簡単な3級の沢は結構あると思う.

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関西周辺の谷 第2版(中庄谷直.1984年)には1977年の遡行図と共に1泊2日 4級として紹介されている.一部引用したい.

それでも,小さいながら中型のゴルジュが三ヶ所あり,滝もまとまっていて,その数も多く,結構楽しめる谷である。第2のゴルジュがこの谷の核心部で,巻くとなると全部巻くことになってしまい,谷中が窺えないので,ここでは完全遡行用にガイドしたい。

アドバイスも引用しておく.

第1のゴルジュ。両壁が俄に立ち,まず7mの滝。左岸を登り,上につらなる8mと4mの滝も左岸をからむ。12mの直爆は左岸の斜面を巻く。左から林道工事の土砂崩れがあリ,すぐ10mと上の小滝二本を登って廊下に入る。出口の2段8mの滝を直登。

第2のゴルジュ.左岸の壁は70m。まず滝の前面の大岩を向う側にこし,40mのナメ滝の右岸にとりつき,ハーケンを打つ。8mの飛瀑は左にとりつき,ハーケンを打って右に渡り,上の7mと2mの滝を登る。続いて大釜にかかる10mの滝。右岸をへつって乗っこす。右から10mの滝をかけ,左本谷にも7mの斜瀑をかける。ここは左を直登。

第3のゴルジュ。両壁低く,深い釜に小滝をつらねる。右岸をへつる。

今回,いろいろ装備を持っていった.普段の沢では取り回しの良いダブル用をシングル使用しているのだけど,初心者の学生を連れ出して適用外使用で事故ったらまずいよね?ということでシングルロープにした.ハーケンやテンションのかかったナッツは後続による回収は不可と思われ使用せず,ザックの肥やし状態である.

シングル・ハーフ・ツイン使用可の40m/8.9mm
カム:#0.3~0.75くらい 5個
ハーケン:軟鉄・クロモリ 複数枚
ボールナッツ:1セット
スリング・ビナ:それなりに
ゴルジュハンマー:泥付きで大活躍 これからもバリエーション登山でも持参したい
中華製ネオプレン:アマゾンで3500円程度で買えた!パンツは最高のパフォーマンス.上着は泳がないと暑すぎた.コスパ良好.
救急セット:epinephrineを常に装備している

栂谷/南紀高田川水系

不思議な光景,ヤケベ嵓

沢に行きたいという後輩の希望で14年ぶりに南紀の栂谷に行ってきた.珍しく最高のコンディション.美しいナメを堪能してきた.それにしても脚力が落ちている・・・トレーニングしないといけないと痛感した.

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武木川/台高山系からのO-WALL

今年は既に台風により 二度沢登りが流れていたが,今回ようやく実行に移せた。日帰りなのでお手軽な武木川へ後輩をつれて沢遊びをしてきた。初級の沢で難所はないが,小滝の直登はほどよいボルダリングとなって結構遊べた。

ハイライトのナメ(左に古い石垣)

8:55駐車場→杉谷堰堤9:20→3段の滝9:40→ナメ10:15→2段10m滝10:40→林道11:10→駐車場11:45(2時間50分)

GPS log

登りたりないから大学へ寄って久々にO-WALLで遊ばせてもらった。年季が入っている。

いかれたボルトが目立ってきた

下多古川/大峯山系

林道終点6:50→2段の滝8:00→琵琶滝9:05→祠9:15→中の滝10:25→中の滝落ち口11:05→遡行終了11:35→林道終点13:40

6年ぶりにまともな沢に行ってきた(先日のはひどいのでノーカウント!).
体力的に弱った老体にむち打って,沢初めての後輩二人をいざなった.
下多古川は去年の百合ヶ岳の時に林道を走ったので勝手がわかっていた.
琵琶滝も滝見小屋まで行って拝見していた(その時は相当暑かった!).
晩秋の沢は美しい.夏とは風景が全く異なる!
下多古川はコンパクトにまとまって,巻き道や下山路もgoodなので,沢を手軽に楽しむには相応しいコースだね.

20161113_00

2つめのハイライト「中の滝」

庵の谷/台高山系

庵の谷/台高山系 宮川水系
34°21’19.4″N 136°10’35.2″E
駐車場(林道終点)5:50→二俣(639m)6:15→源流部7:55→大熊谷ノ頭9:25→作業道9:50→林道終点10:40 (4時間50分)

実に6年ぶりに沢靴を履いた!!

無性に歩きたいと思い立って急遽一人で簡単な沢に行ってきた.
蓮界隈の谷で「庵の谷」という.コウセン滝が見物という噂を聞きつけて行った...のだが肝心の滝がよくわからず,終始平凡な沢歩きになった.

20160831_00

源流部の様子

下調べが適当すぎたか.右俣と左俣と間違った?
左俣とったんだけどなあ...水が超少ない「これ滝?」みたいなのは二俣の中央くらいにかかっていたんだが,もしかしてそれか???
詰めの自然林と台高の山深く美しい縦走路には満足した!!

旭ノ川・中ノ川/大峯山系

【Course Time】
吊り橋7:20→F.6m7:55→地獄滝8:15→極楽滝8:50→牛鬼滝10:40→モジケ小屋(遡行終了)11:35→林道終点13:25

NCCで旨い某氏,Mr.Godと三人で大峰七面山に突き上げる中ノ川を途中まで遡行してきた.
純粋にこのメンバーで遡行するの は初めてだった.今回で私は沢を引退する.
最後まで安全に,楽しく遡行できた,メンバーに恵まれ,皆に感謝したい.

金曜日に沢に向かって出発したが,無駄にお喋りに集中してたため,堺まで行ってしまう.
ゲロうざい下道で山を越えて,五条まで出る羽目になったので,かなり精神力・体力を消耗した.
林道は途中からダートになって疲れる.林道終点で泊まった.

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出合いの滝 10m程か風情のある吊り橋を渡って入渓

 

堂倉谷~石楠花谷 Day 2

2日目も快晴で言うことなしの天気だった.石楠花谷出合いまで平凡な河原歩き.二俣を過ぎたところのミニゴルジュでのトラバースが結構面白かった.S氏は林道をガンガン歩いていた.

正木ヶ原にて

Day 2
キャンプ7:20→石楠花出合い8:40→F.すだれ状2段13m 9:00→遡行終了→ハイキング道→駐車場12:45

堂倉谷~石楠花谷 Day 1

S氏を台高の有名どころである堂倉谷に接待する約束をしていたので,久々の泊まりの沢となった.今回は本谷ではなく石楠花谷にした.晴天のため水も多くなく歩きやすかった.

奥七ツ釜を歩く

Day 1
駐車場7:10→堂倉滝(入渓点)9:15→奥七ツ釜12:10→林道→地池谷出合(キャンプ)14:00

Day 2
キャンプ7:20→石楠花出合い8:40→F.すだれ状2段13m 9:00→遡行終了→ハイキング道→駐車場12:45

中奥川向流谷/台高山系

【Course Time】
入渓点7:25→2段F.10m 7:35→白傘滝8:10→白傘滝落ち口9:00→815m二股9:40 遡行終了
→麦谷林道10:25→瀬戸集落?→駐車場12:20(4時間55分)
【Member】+S

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佳境の白傘滝 これはいい滝だ

前日の夕方に急遽予定を立てて出発となった.S氏はクリクラで鬱憤が蓄積しているようだ.
梅雨が明日から始まるようなので,今日がLast Chaaaance!ってこと.学端で適当に調べ,
3時間で計画から用意までして出発.入渓点近傍に深夜0時ごろに着いた.
瀬戸集落に行くと思われる林道との合流部の広い路肩に駐車し,テントを張った.

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