山と温泉で遊んでいる人のブログ

北アルプス

上高地~槍ヶ岳_day4

槍ヶ岳山荘から超特急で上高地へ下山.
槍沢ロッヂでの休憩が無ければ5時間くらいで下山できそう.
明神池コースは初めて歩いたけど,観光客が多くて遅々として進まなかった.
景色も取り立てて惹かれるものはなく(写真も殆ど撮ってない),次はないと思った.

朝焼けのキャンプサイト

帰りは私の愛する温泉へ.坂巻温泉というマイカーでなければ実に立ち寄りにくい秘湯へ.
私好み!温泉に限らず風呂は全て,誰もいないときに入る事が至高・究極の贅沢と思っている.

上高地~槍ヶ岳_day3

槍ヶ岳に登ることなく一日中レスト.
登山者の転落がないことを祈っていた.特に早朝と夜.ヘッドランプが転がらないか心底気になった.

マーキングが妙に目立つな

小屋に北鎌尾根の遭難者が多いことの警告が貼ってあった.
ここ数年結構な頻度で発生しているようだ.
7年前に訪れたけど,確かにルートファインディングを見誤ると懸垂下降やちょっとしたクライミングを要する気の抜けないコースだった.気軽に情報発信できてしかも読める時代だから,引き込まれる登山者も増えたのだろうか.でも今まで歩いた北アルプスのルートで最も面白いコースだったのは間違いないね.

山荘のロビー
少し雲が出ていたのが残念

上高地~槍ヶ岳_day2

天狗池コースで横尾尾根を経て槍穂縦走路に合流した.
知らないコースなので堪能した.登山者が減るけどお勧め.
槍ヶ岳を反対の尾根から眺められる贅沢なコースだった.
天気も中盤まで最高だった.

槍ヶ岳が顔を見せた

上高地~槍ヶ岳_day 1

上高地から槍ヶ岳(の肩)へ歩いてきた.
槍ヶ岳・・・には登っていない.

槍ヶ岳~上高地のルートは山を始めた頃にバテバテで歩いた記憶に残るルート.
もう15年の事だけど未だに鮮明に覚えている.思い出に浸れる素晴らしいルート.

槍沢ロッヂから:ムーン山が遠くに見えた瞬間ってこんな感じ!?

ムーン山ってのは知る人ぞ知るジャングル大帝に登場する山のこと.

Click to enlarge

【行程】
day1 (7/29) 上高地11:15→明神12:15→徳沢12:50→横尾14:30→槍沢ロッヂ15:50
day2 (7/30) 槍沢ロッヂ 5:35→天狗池分岐7:30→天狗池8:45→南岳col10:50→中岳11:55→大喰岳12:25→槍ヶ岳山荘13:20
day3 (7/31) 停滞
day4 (8/1) 槍ヶ岳山荘5:00→ 天狗池分岐 6:10→槍沢ロッヂ7:05(休憩)→横尾9:10→徳沢9:50→明神池10:30→上高地11:25

槍ヶ岳 Day 4

最終日は早朝から下山開始。雲が晴れて朝日が比較的綺麗に見えた。有り難みはもはや感じないが,爽快なのは素晴らしいことだ。

定番の風景

下山後の高山市街での焼き肉が旨かった。価格も高騰中らしい。ふるさと納税の影響もあるだろう。 温泉あり,美食有り,そして電車で行けるという立地はありがたい。是非とも高山は再訪したいと思った。

Day 4
槍ヶ岳山荘5:55→救急箱6:55→飛騨の水場7:45→槍平小屋8:35→滝谷避難小屋9:20→駐車場10:25(7.9km)

槍ヶ岳 Day 3

雨は止んだが曇り空の一日。
一瞬の晴れ間を狙って槍の山頂に学生さんらと登ってきた。

小屋はアジア系の登山者の数が5年前と比べて相当増えていた。日本も徐々に産業構造が変化している様だ。

時折顔をのぞかせる

Day 3
槍ヶ岳山荘14:30→槍ヶ岳山頂15:00→ 槍ヶ岳山荘 15:45

槍ヶ岳 Day 2

朝から小雨が降っておりコンディションは良くなかった。樹林帯の虫が相当神経を逆なでるので精神衛生上悪い。稜線でも視界は乏しい。

南岳への稜線にて

Day 2
槍平小屋6:55→南沢下部雪渓7:15→尾根9:10→上部雪渓10:00→南岳小屋11:00→南岳山頂12:00→天狗原分岐12:15→中岳13:15→大喰岳13:55→飛驒乗越14:20→槍ヶ岳山荘14:40(6.3km)

槍ヶ岳 Day 1

5年ぶりに槍ヶ岳へ行ってきた。
前回は北鎌尾根だったが,今回は新穂高温泉から滝谷を眺めて登ってきた。

槍平小屋での食事(美味しい)

Day 1
白出沢出合駐車場14:00→滝谷避難小屋15:10→南沢出合15:50→槍平小屋16:10

Day 2
槍平小屋6:55→南沢下部雪渓7:15→尾根9:10→上部雪渓10:00→南岳小屋11:00→南岳山頂12:00→天狗原分岐12:15→中岳13:15→大喰岳13:55→飛驒乗越14:20→槍ヶ岳山荘14:40(6.3km)

Day 3
槍ヶ岳山荘14:30→槍ヶ岳山頂15:00→ 槍ヶ岳山荘 15:45

Day 4
槍ヶ岳山荘5:55→救急箱6:55→飛騨の水場7:45→槍平小屋8:35→滝谷避難小屋9:20→駐車場10:25(7.9km)

Click map to enlarge

北鎌尾根 3 of 3

7/30: day 3
槍ヶ岳山荘3080m(5:40)→水俣乗越2480m(7:00)→ヒュッテ西岳2758m(7:00)→大下りの頭(10:05)→燕山荘2712m(14:05)→合戦小屋(15:00)→中房温泉1462m(16:30) (10時間50分)

最終日,槍ヶ岳山荘から11時間近くかけて一気に中房温泉まで下山した.
前日にあれだけ歩いて,まだ歩くかと言われかねない.

下肢が筋痛で思うように動かないが,一般道なので気楽に歩けた.
それなりに予想よりも時間を短縮でき,その日のうちに下山し奈良に帰ることが出来た.
久々の長距離運転はだめ押しで疲れたけど,楽しいねえ.

20140730_09.jpg

槍ヶ岳は何度見ても美しい

北鎌尾根 2 of 3

7/29: day 2
大 天井ヒュッテ2650m(4:30)→貧乏沢への分岐4:45→天井沢出合1790m(6:25)→北鎌沢出合→北鎌colの近く 2485m(9:30)→天狗の腰掛2750m(11:20)→独標基部12:20→独標2899m(13:05)→槍ヶ岳山頂 3180m(17:10)→槍ヶ岳山荘3080m(18:00) (13時間30分)

本日が核心の北鎌尾根!
沢までひたすら下った後に,急峻な北鎌沢右俣を詰めていく.その高低差が尋常でない.
尾根に入ると台高山脈のように細く,緑の綺麗な高度感あふれる尾根が続く.
次第に尾根は岩稜へと移行し,中途半端な巻き道はかえって復帰がややこしくなった.
岩場は3級程度だが,ルートファインディングを間違うとJapanese mountains特有の脆弱な岩がお出迎え.
次々とホールドやスタンスが崩落していく姿は恐ろしい!

最大の敵は水分の枯渇.
沢歩きで水の豊富さに錯覚を起こし浪費すると,稜線で一気に尽き果て後悔の念にかられる.
炎天下の歩行は,水3Lを余裕で消費させる威力があった.
途中の雪渓がなければやばかった.

この険しくも素晴らしいルート,山歩きの醍醐味を心行くまで堪能させてくれた.

20140729_00.jpg

独標から続く北鎌尾根,遠くに槍ヶ岳が聳える

北鎌尾根 1 of 3

7/28: day 1
中房温泉1462m(5:45)→合戦小屋(7:45)→燕山荘2712m(9:35)→大天井ヒュッテ2650m(12:30) (6時間45分)

北アルプスの名峰,槍ヶ岳へ突き上げる北鎌尾根を2泊3日で登ってきた.
どこか今年も歩きに行こうと思っていた矢先,北鎌尾根を勧められたので行ってみることにした.
8年位前に一度あこがれたルートだったが,いつの間にか興味がなくなり忘れていた.Revivalというやつね.

1年ぶりのまともな山登りが北鎌尾根で体力は大丈夫かと思っていたが・・・それ相応に疲れた.
岩自体は(ルート取りを間違わなければ)3級程度でクライミングや沢登りをしていたらeasyだが,
850m沢を下ってからの700mの沢の詰め+尾根700mの登りという高低差ががつんとくる.
炎天下の中の岩稜の登降で3Lの水分を飲み干した.まあ無事に帰ってこれて何より.
『自分たちの山登り』が出来たってことだね.応用の利く便利な言葉だなwww

ルートは沢あり,尾根あり,岩あり,植物ありとあらゆる要素が詰まっておりすばらしい内容だった.
登ればすばらしい時間を過ごせること請け合いのルートに思えた.
 

20140728_06.jpg

燕岳をバックに(ガスで隠れた・・・)

五竜岳~鹿島槍ヶ岳~扇沢 2 of 2

10時間ずっと雨風に晒されていた.世間では遭難騒ぎがニュースになっていたよう.
昨日にもましてコースタイムを縮められ,当日中に扇沢まで下山できてしまった.

思ったよりも体力は低下していない?いや,単にガレ場登りで時間を稼げただけか.
まあ,いずれにせよ無事に下山できて何より.NORTH FACEのレインウェアよ,ありがとう!

20130729_06.jpg

鹿島槍ヶ岳(2889m)にて雨・風に晒される.視界ZEROで清々しい.

五竜岳~鹿島槍ヶ岳~扇沢 1 of 2

4年ぶりに北アルプスを単独縦走してきた.
前回は白馬岳~唐松岳を歩き遠見尾根を降りてきたので,今回はその続きと称して
遠見尾根から五竜岳~鹿島槍ヶ岳~爺ヶ岳~扇沢と縦走した.
針木岳はいずれ機会があればってことでパスした.

7月28日 神城駅→ゴンドラ乗り場12:20
アルプス平駅12:30→小遠見13:30→中遠見13:55→五竜山荘16:10
合計:約6.5km/3時間40分
7月29日 五竜山荘4:30→五竜岳5:20→キレット小屋7:25→鹿島槍ヶ岳(南峰)9:15→冷池山荘10:10→爺ヶ岳→種池山荘12:00→扇沢ターミナル14:30
合計:約20km/10時間

 

体力低下が心配される中,確実に天気が崩れることもわかっていたのに,
休みという強い強い制約の下,半ば強引に出発した.あまりよろしくないことであるが(;´∀`)
雨中の単独テントの設営などQOLを落とすのも嫌だったので,小屋泊(素泊まり)とした.
2泊3日の予定だったが,想定外に順調な足取りで,結果的には1泊2日で下山できた.

20130728_03.jpg

景色悪いし雨降ってるし,明日はもっと天気悪し・・・と萎えとる(゜∀゜ )

岳沢-奥穂高岳-涸沢 3 of 3

奥穂高岳山荘から涸沢経由で上高地まで一気に下山した.
高山病の彼も回復してきたようで何より.
やはり高度を下げるのが一番の治療みたいだ.

20090825_00.jpg

涸沢カール・陳腐な写真ながらもやはり美しい

岳沢-奥穂高岳-涸沢 2 of 3

2日目
岳沢から前穂高岳.奥穂高岳とつなぎ縦走した.今回の核心コース.
3000mを超す山であるが,その分ガレ場が多くなって変化に乏しい.
高低差はあるのでちょっと鬱になりそうな道だった.
奥穂高山荘にテントを張った.独りテントは快適だわ.

20090824_00.jpg

雲来たーーー.前穂高岳山頂((3,090m)にて

x